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知っておきたい身体の危険信号

女性患者数は男性の約3倍!関節リウマチ

30〜50代に多く発症する病気

指、手関節、肘、膝、足関節など全身の関節に炎症が起こり、腫れて痛む「関節リウマチ」。進行すると関節の変形や機能障害が起こる怖い病気です。厚生労働省の調査によると、国内における関節リウマチの患者数は60万人と推計しています。特に30〜50代で発病するケースが多く、男女比は1:3となっています。
■関節リウマチと診断された年齢

放っておくと関節の骨や軟骨が破壊され変形する

関節リウマチの人の関節
関節リウマチの病因は、体内の免疫システムの異常や、感染した微生物(ウイルスや細菌)の影響などが考えられていますが、はっきりと解明はされていません。初期症状は、関節炎を伴うこわばり、腫れ、痛み、発熱など。薬物療法をせずに放っておくと病気は進行し、軟骨や骨の破壊、関節の脱臼、変形などの重い症状が現れるようになります。
リウマチが進行しているときは、微熱があり疲れやすくなります。睡眠を十分に取ること、疲れたら昼間でも無理をせず休むことが大切です。また関節が冷えると痛みが悪化するケースもあるので、冷房の風が直接当たらないよう注意してください。
  ■主な罹患関節
関節リウマチの関節リウマチの主な主な罹患関節
関節リウマチ診断基準

関節痛を招く病気は、関節リウマチ以外にもあるので医療機関で正しい診断、治療を受けることが大切です。以下のうち4項目以上を満たせば関節リウマチと診断されます。

□ 朝のこわばり(1時間以上)が続く(※)
□ 3ヵ所以上の関節の腫れが続く(※)
□ 手の関節(手関節、中手指節関節、近位指節関節)の腫れが続く(※)
□ 左右対称性の関節の腫れが続く(※)
□ 手のエックス線写真で変形が認められる
□ 皮下結節がある
□ 血液検査でリウマチ反応が陽性である
(※)は6週間以上
※アメリカリウマチ協会の関節リウマチ診断基準より
放っておくと関節破壊が進行。早期発見で悪化を防ぎましょう。

関節リウマチは注射によって症状を抑えたり、関節破壊を抑制する効果が証明されています。しかし放っておくと関節破壊が進み、人工関節、関節形成術などの手術が必要になります。
早期発見が悪化予防の第一歩。気になる症状がありましたら、できるだけ早くご相談ください。

 
 
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