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知っておきたい身体の危険信号

50年間に男性約7倍、女性約6倍に増加!女性がん死の第1位 大腸がん

要介護の原因、第1位
 

認知症の高齢者は443万人以上!

「何を食べたか思い出せない」「眼鏡を置いた場所を忘れた」など、歳を重ねると、物忘れは頻繁に起こります。このように体験の一部を忘れることは、加齢による脳の老化といえます。しかし、食事をしたことや眼鏡を持っていること自体を忘れてしまう場合には、認知症の可能性が考えられます。
内閣府によると、認知症および軽度認知障害の数は、2025年で471万人、2040年には584万人、2060年には約1.5倍の645万人に及ぶと推計。また、厚生労働省のデータ(※1)では「要介護」になる原因の第1位が認知症で全体の約1/4を占めています。
※1厚生労働省「国民生活基礎調査(2022年)」
 
 
 

初期段階では気づかないケースも

認知症の半数は、脳が萎縮して発症する「アルツハイマー型認知症」。他にも、脳梗塞や脳出血などの病気が引き金となって脳に障害が起こる「脳血管性認知症」、脳全体にレビー小体という特殊な物体ができる「レビー小体型認知症」などがあります。「若年性認知症※」の患者数は全国で約3.6万人(2022年)とされています。
アルツハイマー型認知症は、物忘れの症状がゆっくりと進行するため、初期の段階では認知症と気づかないケースも。症状が進行していないか、日々の変化を見逃さないようにしましょう。
※65歳未満で発症した場合は「若年性認知症」とされ、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症などが含まれます。
 
血管の危険なステップ
 
アルツハイマー型認知症は3〜4年かけて進行していきます。初期には物忘れだけの時期が続きますが、出来事を丸ごと忘れていることが病的な物忘れの特徴です。数年のうちに日常生活の障害(買い物、掃除、料理、着替えなどの障害)が出現し、また、物盗られ妄想などもみられるようになります。
 
脳の異常を予知して発症を未然に防ぐ

脳血管性認知症は、発症の原因となる脳梗塞や脳出血にかからないよう、生活習慣に気をつけることで予防ができます。しかし検査により100人に3人の割合で脳になんらかの異常が発見されるのも事実です。よく発見される脳の疾患は、脳動脈瘤、未破裂脳動脈瘤、無症候性脳梗塞、脳腫瘍などがあげられます。危険を回避するためにも、定期的な検査をおすすめします。

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